講演レポート|スポーツ現場のリスクマネジメント@スポーツコーチングラボ

12/8にスポーツコーチングラボ主催のスポーツコーチングラボvol.6で『スポーツに置けるリスクマネージメント』をテーマとして講演させて頂きました。

現場のコーチから社会人・学生トレーナーまで多くの方に参加して頂きました。実際にシミュレーションで急に万が一の事が起きたら、どれだけ動くことができるのかを体験するところからスタート。

スポーツセーフティーの概念を知って頂き、現場に落とすためにワークショップで『知る・備える・整える』それぞれに対して抱えている問題、理想的な状態、解決策と具体的に出して頂きました。年に一度はしっかりと安全面に関しても振り返り、来シーズンも選手が安全に楽しくプレーできる環境作りにコーチや指導者、トレーナー、マネージャーなどスタッフ陣も考えを巡らせて頂ける機会になったのではないでしょうか?

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以下、スポーツコーチングラボからの開催レポートです。

〈開催報告〉2017年12月8日 1930〜2130 @二子玉川
テーマ:『スポーツにおけるリスクマネジメント 〜日本版NCAAが叫ばれている今だからこそ、指導現場の安全管理を〜』

Guest speaker:
一原克裕さん(米国認定アスレチックトレーナー、ALIGNE代表、NPO法人スポーツセーフティジャパン チーフディレクター)

スポーツコーチングラボ vol.6は、一原克裕さんを招き、リスクマネジメント(安全管理)に関して、「講義」と「ワークショップ」を行いました。

講義では、「NCAAの設立のきっかけ」や「スポーツ現場に起こりうる事故、怪我」等お話いただいたきました。その後、「倒れた選手への緊急対応」のシュミレーションにおいて、倒れた選手役にどのように対応するか、自信を持って対応できたかを体験し、実際どのような対応が適切であるかフィードバックをいただき深い学びにつなげることができました。

ワークショップでは、スポーツ安全環境を作る行動として重要な
①知る(人)
②備える(もの)
③整える(体制)
の3つのポイントに絞り、それぞれの現場でどのようにより良いものにしていくべきかをまとめて発表してもらい、今後の具体的なアクションを明確にすることができました。

今回、リスクマネジメントをテーマに設定し、「講義」「シュミレーション体験」「今後のアクション考案」と行ってきましたが、全体を通して選手の人生をも狂わしかねないスポーツ現場の現状やコーチスタッフとしての知識や準備が重要であることを強く痛感することても価値のある時間になりました。私自身、コーチとしてチームに携わっている中で起こりうる事故や怪我はとても身近なものであると認識したと同時に、コーチ/トレーナー/マネージャーなどのチームスタッフはもちろんのこと、協会関係者や施設運営者も充分に学び、備えるべきであると実感する機会でもありました。再度、ご参加できなかった皆さんにもこのような機会を設けて、是非学びを深めていただきたいなと思っています。

改めて、ご登壇いただいき多くの気づきや学びをご提供してくださった一原さん、ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。